久しぶりに読み返してみた本
物のかたちは
元来生活の中から生まれたということ
ー矢田部 英正『たたずまいの美学 日本人の身体技法』(中公叢書)ー
ヨーロッパの服飾様式は、
道具が人間の行動をあらかじめ規定することによって、
「肉体の美」を表現しようとする「人間非依存」の技術観に基づいており、
一方、和装の場合は着装する人間が
その様式に相応しい動作を身につけることによって、
肉体の形態ではなく、「しぐさ」や「佇」の美が表出される
「人間依存」に基づいた技術観を読み取ることができる。
仕事をするときも食事をするときも
いまこのようにパソコンに向かうときも
「たたずまい」に一目惚れした椅子に腰掛け
特別なとき以外は洋服を着る日々
生活様式がかわり物のかたちもかわっていきますが
身構え・心構え
で過ごそうと姿勢を正した次第です
2014.12.9
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