2014年12月3日水曜日

記)さけ


12月にはいったからといって
呑みがふえるなんていうことではなく
毎日お酒をたしなんでいます
ビール・ワイン・日本酒 云々
その日の気分というのか その日にあるもの
どこのなにがということでもなく
美味しくいただけることが
心身の健康のバロメーターだと考えて

もちろん
少しよい感じの”何処其処のお酒”
なんかをいただいたりすると
至福です

さて、先日ぼんやり本を選んでいると
紅色の背表紙に
「寝ざけ 朝ざけ はしご酒」
とかかれた文字がとびこんできました
パラパラ繰ってみると
その序章がおもしろく
思わずひきこまれました


ー飯島 英一『寝ざけ 朝ざけ はしご酒ー酒の言語学』(創造社)
「飲みにいく」
「あいつは底なしに飲む」
「昨日は飲み過ぎた」・・・・・・
ふだんよく耳にする言葉だ。だが一寸考えてみると不思議に思う。
「何を飲むの」などという野暮な質問は誰も口にしない。
「母乳を飲みに行く」のではない。
「底なしにコーヒーを飲む」のでもない。
「昨日は水を飲み過ぎた」わけでは無論ない。飲むとはさけのことに決っている。
〜中略〜
さけを飲む場合にだけ意味の通ずる特殊の語法なのだ。
いいかえれば、これはさけが拵えた言葉である。さ
けの影響力の偉大さを物語る表現方法といってもよい。


偉大な「さけ」を
今日はどのうつわにたくそうか

2014.12.3







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