2014年12月9日火曜日

記)たたずまい


久しぶりに読み返してみた本

物のかたちは
元来生活の中から生まれたということ

ー矢田部 英正『たたずまいの美学 日本人の身体技法中公叢書
ヨーロッパの服飾様式は、
道具が人間の行動をあらかじめ規定することによって、
「肉体の美」を表現しようとする「人間非依存」の技術観に基づいており、
一方、和装の場合は着装する人間が
その様式に相応しい動作を身につけることによって、
肉体の形態ではなく、「しぐさ」や「佇」の美が表出される
「人間依存」に基づいた技術観を読み取ることができる。



仕事をするときも食事をするときも
いまこのようにパソコンに向かうときも
「たたずまい」に一目惚れした椅子に腰掛け
特別なとき以外は洋服を着る日々
生活様式がかわり物のかたちもかわっていきますが
身構え・心構え
で過ごそうと姿勢を正した次第です


2014.12.9


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