2014年12月15日月曜日

記)鏡



鏡にむかい身だしなみをととのえ
一日のはじまりです

幼少から鏡は大好きです
祖母や母の使う三面鏡にあこがれたものです
「かがみよかがみ、かがみさんこの世でいちばん美しいのは・・・」
なんていう問いかけをまねて遊んだり
鏡とはながいつきあいです


ー久下 司『化粧』法政大学出版局

かくて家に留まる女は、山野を跋渉するかわりに、
水を汲みに行く仕事が多くなった。
そして、ふと水面に映る自分の容姿を発見し、
自身の顔を知って慄然としたことであろう。
そして毛髪を整え、顔の汚れをおとし、身繕いをすることによって、
はじめてわが姿の美しく整ったことを知った。



身だしなみのはじまりというのか
気づきは
水面にうつった自分の容姿の発見だったんですね

「かがみよかがみ、かがみさん
毎日姿を映してくれてありがとう」

2014.12.15



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