2015年1月31日土曜日

記)節分の準備


今年のオニとオタフク
「節分の準備」
だそうです
あとはオニのパンツが必要とのこと

2015.1.31




2015年1月30日金曜日

記)ウォーキングシューズ



意図的に不安定な状態をつくりだし
エクササイズ効果を高める設計のウォーキングシューズ
歩くだけでヨガ効果を得られるという

こういうたぐいの謳い文句にはめっぽう弱いのです


2015.1.30




2015年1月29日木曜日

記)刷毛


一番奥は10年あまり使った糊刷毛
真ん中は5年
手前は水刷毛

糊刷毛はたぬきの毛
名のとおり糊を付ける刷毛

水刷毛は鹿の夏毛
水を含ませ紙のしわをのばし台にはり付ける刷毛

裏打ちの道具

2015.1.29







2015年1月28日水曜日

記)クマザサ


葉に隈取りがあるので「クマザサ」
若葉にはなく越冬の時に縁が枯れて隈取りになるのだそう
洒落た呼び名です

ただ ブナ林の林床にササ類が密生しているものもまとめて
「クマザサ」とよばれるそうですが

朝の散歩でみる「クマザサ」は後者のようです

2015.1.28







2015年1月27日火曜日

記)箸


塗りの箸から竹の箸を選ぶようになって十数年
塗りの箸も好きなのですが
丁寧に削られただけの竹の箸の使い心地が合っているようです

箸は素材も用途も様々
菜箸・真魚箸・取り箸など長さや太さもちがう

さて 毎正月4日に登拝する三輪山の神様
その妻ヤマトトド姫のお墓が箸墓といわれるそうですが
その由来 日本書紀によると
ー福永武彦(訳)『現代語訳 日本書紀(河出文庫)
〜略〜
そこでヤマトトド姫は、内心ひそかに不思議に思い、
夜の明けるのを待って櫛箱を開いてみると、中に美しい小蛇がいた。
その長さといい太さといい、下衣の紐のようだったので、びっくりして声をあげて泣いた。
すると大神は恥じ入って、たちまち人の姿に戻り、その妻に語って言うには、
「お前はこれしきのことに我慢ができなくて、私に恥を見せた。私が帰ってしまえば、
お前も恥を見るだろう。」
こう言って、大空を踏んで、三輪山に登って行ってしまった。
ヤマトトド姫は、天を仰ぎ見て大いに後悔し、急にしゃがみ込んだ。
そのはずみに、箸で陰処を突いて命が絶えた。その亡骸は大市に葬った。
そこで世の人が、その墓を名づけて箸の墓と言った。


わが家では 毎年元旦に「箸」を新調します

2015.1.27







2015年1月26日月曜日

記)羽織紐


羽織紐とは文字通り羽織も前につける留紐ですが
紐だけでなく石などを連ねたものもあります

先日祖母が使っていたという羽織紐を受けとりました
象牙を鎖にして連ねています
細かい技巧が見事なこと
そして小物使いの優雅なこと

いつまでも継いでゆきたい一品です


2015.1.26




2015年1月23日金曜日

記)グリッド


グリッドー周期的に並んだ区切り・仕切り

カッターマットのグリッドにはとてもお世話になっています
規則正しく並ぶ線が気持よく
カッターをすべらせてひと思いに切るときの潔い感じが好きです
布の縞模様の基盤格子といったところでしょうか
「グリッド」というと少しもブレがない感じ
「基盤格子」となるとブレないけれど変容する感じ
どちらももちあわせたい心意気


2015.1.23








2015年1月22日木曜日

記)寒の内


小寒から立春の前日までの
およそ30日の間 まさに今

雨がしとしと降る
肌寒い程度の寒の内の今日
やはりこれです 酒なんです
あたたまって気分もあがる
最高の暖のとりかたです


2015.1.22





2015年1月21日水曜日

記)麻


麻の布の山
ラミーといわれる苧麻(ちょま)
リネンといわれる亜麻(あま)
ヘンプといわれる大麻(おおあさ)

古くは麻といえばというほど多く利用されていたヘンプ
現在は指定外繊維で「麻」と表示ができないそうです

天然繊維のなかで最も涼しい繊維といわれるラミーは
上品な光沢があり日本では古い歴史をもつそうです

今日 麻製品では最も一般的なリネンは
日本では明治の中頃から普及したそうです


2015.1.21






2015年1月20日火曜日

記)オニハソト・フクハウチ


掃除用の大うちわ
遠仁者疎道(オニハソト)
で家のホコリを掃きだし
富久者有智(フクハウチ)
でひと風を家におくる

大きな商家でつかわれていた大うちわ
理にかなった優雅な遊び心がたまらない


2015.1.20







2015年1月19日月曜日

記)つくね



こねて丸めることを捏ねる(つくねる)といい
その動作からうまれた言葉
つくね
肉などを丸めて焼いたり煮たりしたものですが
ナッツや米・穀類を丸めたお菓子もつくねというなんて
じつは最近知りました
よく口にしていても知らないものの名前
動作がものの名前になっているのだから同じでもおかしくはないけれど
急に違和感を感じたお菓子
でも
おいしいのでとまらない
つくね

2015.1.19





2015年1月18日日曜日

記)肥料


紡績工場で出る多くの羊毛の屑
いただきました
畑の肥料になるそうです

 2015.1.18




2015年1月17日土曜日

記)紙一重


紙一枚の厚さほどのわずかな違いで
白黒がわかれるような出来事は数多く
その紙一枚のわずかな違いを無意識に選択して
日々は成りたっているようです

さて 紙にも厚さがいろいろあります
以前土佐へ赴いた際にであった
仁淀川の近くで漉かれる典具帖紙
それはそれは薄く丈夫な紙です

ー小林良生『和紙博物誌◉暮らしのなかの紙文化(淡交社)
この典具帖紙が極薄の紙として漉ける条件を満たすのは、
厳密な原料処理と紙料を回流させる激しい揺れを伴う抄紙法にある。
原料はコウゾのうちでもアカソ(赤楮)、キイソ(黄楮)の内皮の本晒しを用い、
消石灰で蒸解し、天日漂白を行い、長繊維の絡み合わせをさせるために入念な精錬を行ったものを用いる。
完全にヘミセルロースを除き、繊維ばかりにするのが第一のコツ。
第二のコツは軽業師のような迅速さで常に簀桁を揺り動かし、一本一本の繊維に
相互の絡み合いを形成させるという抄紙技法を取ること。


日々の「紙一重」
確実な眼と技が問われます


2015.1.17






2015年1月16日金曜日

記)短沓


ようするにスリッパですが
藁のスリッパ
なんとなく不思議な感じで手にいれましたが
昔からあるものだったらしく
驚きましたが
履き心地よいです

2015.1.16





2015年1月15日木曜日

記)狛犬


角がなく口を阿とひらいた獅子
角があり口を吽ととじた狛犬
神仏の守護獣

わが家のとぼけた阿吽


2015.1.15

2015年1月14日水曜日

記)須恵器


須恵器ー五世紀頃百済より伝わったとされる
ろくろで成形し高温で焼成する

この須恵器 脚付きで
肩には鳥と壷が交互に並んでいる

須恵器については詳しく調べたこともなく
知識も乏しいけれど
かたちをおって 使い方を想像するのは
なんだか楽しいのです


2015.1.14




2015年1月13日火曜日

記)万力


万力ー 
ものの加工・成形などの際材料をはさみ固定するもの
接着剤が硬化するまでの固定やその他材料が動くと具合の悪い場合に用いる
力は随時加減する

ものですが

この万力 とある建物の二階 ガラス張りの通路の外側の鉄柱に
固定されています
目的は?
もう忘れられた感すら漂います


2015.1.13







2015年1月9日金曜日

記)網織紬


ー網織紬ー
その昔 養蚕が盛んだったため琵琶湖では
絹の漁網がつかわれていた
その漁網を切り緯糸に 
その際にでるひげを反物の表面にだして織り上げた紬


2015.1.9









2015年1月8日木曜日

記)そば


そば粉が手にはいるので
よくそば打ちをするのですが
すこしずつすこしずつ上手に
最近ではズズッとよい音をたてて食べられます


2015.1.8




2015年1月7日水曜日

記)粥


朝の粥
年末年始でほとほと疲れ果てた胃に
やさしくしみわたりました

七草粥とはいわれていますが
地方でそれぞれちがい
小豆や餅などを入れるところもあるようです
わが家でも七草は摘めないので
そのときにある葉ものを薬味にいただきます

無病息災を願いつつ


2015.1.7








2015年1月6日火曜日

記)うぬぼれ


雪から雨とどんよりとした空ですが
部屋の中は植物の活気であふれています

日本は植物の種類が豊富で
世界で一番植物の名が多い国なのだそう


ずいぶん前に読みとても印象に残っている本の章

ー金田一 春彦『日本語を反省してみませんか(角川書店)
〜略〜
しかし日本人は違う。
突然「木の葉」をつきつけられて「葉っぱ」と答えるような人はいない。
〜中略〜
葉を見せられて、ただ「葉っぱ」と答え、また「大きい葉っぱ」「小さい葉っぱ」
というように言い分けるのは、小学校へ上がらない子供の話で、大人になったら、
木の種類を答えようとするのが日本人である。


たしかに種類を答えようとするような。。。

いま部屋をにぎわせている水仙
花言葉は「うぬぼれ」
自身に暗示をかける程度にうぬぼれ
おぼれることのないよう過ごそう


2015.1.6




2015年1月5日月曜日

記)鯨尺


祖母がつかっていた竹尺
いまも現役です
下の二本はメートル法で記されていますが
上の竹尺は鯨尺です
鯨尺は着物などの長さを測るときのみにつかわれる尺で
曲尺の一尺は約30.3cmですが
鯨尺の一尺は曲尺の一尺二寸五分に相当する約37.9cm

さて この鯨尺という名前の由来
ー篠原昭・嶋崎昭典・白倫(編著)『絹の文化誌』
(信濃毎日新聞社)
鯨尺という名前は、もと鯨髭でこの物差しが作られたことに由来する。
鯨髭とは、ナガスクジラなどの歯のない鯨の口の中に、
櫛の歯のように並んで生えている繊維性の角質板のことで、
食物と水をこし分けるのに役立っているものである。


弾力にすぐれたこの鯨髭は
プラスチックなどが普及する以前
工業素材に多く利用されていたそうです


2015.1.5






2015年1月4日日曜日

記)大神神社


この数年 正月4日は三輪山登拝をします
三輪山は奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社のご神体
心静かに
入山させていただきます

では



2015.1.4


2015年1月3日土曜日

記)風紋


雪の風紋
風によって つもった雪の表面にできる模様

珍しくこの辺りも積雪があり
美しい紋が見られました
波模様の上にうっすらと風の跡がみえ
現象のなりたちがよくわかる
おもしろい紋です


2015.1.3










2015年1月2日金曜日

記)雲


雲のことは詳しくないのですが
雲をみるのはおもしろい
正月二日の雲と屋根の

たぶんさば雲


2015.1.2